2013年1月31日木曜日

休むも相場なのでレッツスタートトゥデイ!




ZOZOの奇妙な相場と呼ばれたS高でしたが 、悪材料出尽くしとのことでクレディスイスアナリストは1800円の目標株価維持。一目均衡表の雲の中に入りましたが、抜ければ1000円を狙う上げトレンドに戻しそうです。問題は、方針がコロコロ変わる事と経営者リスクが健在な点で、ツイッターや社外活動が再度活発になってきたところに注意が必要です。ともあれ、今日は株主が大喜びだったため決算後のエゴサーチが捗るんではないでしょうか。お疲れさまです。

2013年1月30日水曜日

業界中立オウンドメディアが誕生




営業部の反発……コンテンツが集まらない!/【漫画】四葉幸のハッピーオウンドメディア第4話 via.http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2013/01/24/14161

ちなみにこのページ前には
「新しいECサイト?」
「そうじゃなくて、中立的にファッション業界のニュースを配信する情報サイトなんだ!」とオチへ向けた核級の前フリが入っております。

そもそもタイトルからして、出オチの4話ですが業界外がそう書くのなら業界内は「あぁ、やっぱりオウンドメディアなんだなぁ」と妙に背中を押された感じがして母親の温もりを感じます。

かなり面白い漫画ですのでみなさんも是非チェックして下さい。
気になるハッピーでオウンドメディアな結末は、バイアウトになるのかなと個人的に予測してみます。

2013年1月29日火曜日

スポーツメーカー早春の陣

アシックス、ミズノ、デサント スポーツ用品“世界標準規格”で勝負へ

スポーツ用品各社が、世界市場に投入する“戦略商品”の開発に乗り出した。従来は国ごとに別々の商品を企画・開発するケースが大半だったが、世界共通の戦略商品とすることで、ブランド力強化や商品開発の効率化を図る。家電や自動車は、各国の国民性や嗜好(しこう)に応じて機能やデザインの現地化が進むが、マラソンに使われるランニングシューズなどスポーツ用品は世界的に“売れ筋”がほぼ共通しており、統一化のメリットが大きいと判断した。  


ようはスケールメリットを生かしますなのですが、現状で国内スポーツブランドが抱えている問題を整理すると

1)若年層の支持率がほとんどない
2)顧客層の高齢化
3)メーカーからブランドへポジション移行できていない
4)ビックスポーツでの存在感がない

となっております。

1)は、街を見ればわかりますがスニーカーで国産を履いている人はほぼいません。ほとんどがNIKEその他でしょう。

2)は、根強いファンが多いということですが市場の先細り感は否めません。

3)は、ウェアやカジュアルシューズなどカテゴリ展開には欠かせないファクターです。コンバースのようにもともとはバスケシューズだったものが、今ではほぼ100%カジュアルシューズとして消化されているのは"ローテクスニーカーの元祖"のようなブランディングが上手くいったからでしょうね。最近ではニューバランスなども同じです。

4)は、こちらを見ればわかりますが、陸上女子100m決勝に残っている選手がほぼNIKEです。サッカーもバスケもゴルフなど世界的に行われているスポーツでも同じような感じになっています。

"ランニングシューズなどスポーツ用品はサイズの違いを除けば、売れる機能やデザインは世界的にほぼ共通している。"と書いてあるように、スポーツ界でコモディティ化が進んでおり売れるアイテムの差別化が難しいようです。
となると、ビックスポーツ(特にTV中継が頻繁に可能)で存在感=認知度を上げるのが手っ取り早いですが、時価総額約5兆円弱のナイキと時価総額2600億円弱のアシックスでは使えるお金に差があり過ぎてこの手の勝負ではまともに戦えないのが現状です。

このことを考えると、まず若年層切り捨てですでに根強いファンである高齢顧客層向けに特化したアイテムに集中し高収益体質にし、その収益を注目されていないスポーツに集中投資し独占的なポジションを確保するのが理想でしょうか。似たような例では、キッズに特化し体育というスポーツにおいて独占的ポジションを築いた「瞬足」が挙げられます。こちらは大人や幼児まで展開しており、一種のブランディング化成功モデルともいえるでしょう。ここまできたらスケールメリットを発動させれば良いかと思います。

記事には「インターネットの普及で若者のトレンドは瞬く間に世界に広がる。それだけに基本機能は統一できる」とも書いてありますが、インターネットといえど言語と時間、文化が違うのでトレンドを国を跨いで共有しあっている若者を私は見た事がありません。もしいたら多言語対応の商社マンでかなり出来る方でしょう。

インターネットに夢を見過ぎと言ってしまえばそれまでですが、Everything is made from a dreamとミスチルが歌っていたので「売れるランニングシューズを考えていたら、画期的なサーチエンジンを発明しました。」のようなドリーミーな展開を期待せざるを得ません。

2013年1月28日月曜日

伊勢丹が日本郵便とカタログ通販会社設立のようです

三越伊勢丹、日本郵便と合弁会社設立へ カタログ販売を強化

三越伊勢丹ホールディングスと日本郵便が、カタログ販売の事業強化を視野に合弁会社の設立準備に向けた基本合意書を締結した。日本郵便の子会社・郵便局物販サービスと三越伊勢丹ホールディングスが共同で商品調達・カタログ制作などを担当。8月頃に新会社を立ち上げ、10月1日から事業を開始する予定だ。

via.http://www.fashionsnap.com/news/2013-01-28/imhds-japanpost/topics/



三越伊勢丹ホールディングスが、日本郵便子会社とカタログ通販の共同出資会社を8月に設立し10月に事業開始するとのことです。出資比率はインフラ担当の日本郵便が6割、コンテンツ担当の伊勢丹が4割と日経MJには書いてあります。

シニア層や遠方の方へのリーチが目的ですが、カタログというところに伊勢丹っぽさを感じますね。地方や高齢者の自宅にはネット接続されていないところも多く、自宅インフラの整備やPCの使い方、クレジットカード番号入力などまだまだハードルは高そうです。

通常、これぐらい企業体力があればテレビ通販と言いたいところですが、TV系は「安い、残りわずか」コンボが著しく商品の格を下げてしまうのがネックです。司会やゲストが商品のオススメを述べることで、本来とは離れたイメージが乗ってしまうのも微妙ですね。また生放送故のトラブルも懸念材料でしょうか。ハマった時は売れるんですけどね。



2013年1月27日日曜日

1/21-25の繊研新聞ざっと読み

みなさん繊研新聞ってご存知ですか?この業界紙受難の時代に、アパレル業界紙として日刊を続ける大変恐ろしい新聞です。発行は繊研新聞社。堅い社名とは裏腹に土日が休刊という甘えん坊な性格ですが、長年日本の繊維業界やアパレル業界に可愛がられてきた人気者です。

さて、そんな繊研新聞を業界外の人へお届けしたい気持ちのみで綴る"ざっと読み"。
目についた記事を紹介してみます。
ちなみに定期購読はなぁという人は、朝日新聞の販売所で買えるので気になった方はどうぞ。


【1/21付】

・岩谷俊和 氏を起用 ユミカツラ

「ユミカツラ」のクリエイティブチームに、「ドレスキャンプ」デザイナーの岩谷俊和がデザインディレクターとして加わった。5人のクリエイティブチーフの一員として、カラードレスやパリで発表している友禅のコレクションなどを手掛ける。契約は12年10月に結んだ。

ブライダルに強いユミカツラがイブニングやカクテルドレスなどで模索した結果、岩谷氏の起用に繋がったようです。今は無きDRESS33で見せたクリエイションは、このクラスの顧客から大変ウケがよかったですからね。良いマッチングではないでしょうか。しかし、
http://www.fashionsnap.com/news/2011-06-10/onitsuka-tiger-11aw/topics/
http://www.fashionsnap.com/news/2012-10-17/dresscamp-13ss-iwaya/
などなど岩谷氏は少し仕事を引き受けすぎな気がします。人気なのはわかりますが。



【1/22付】

・3新ブランドネットで販売 マークスタイラー

マークスタイラーは、直営通販・コミュニティーサイト「ランウェイチャンネル」で、3つの新ブランドを立ち上げる。個性、発信力のある女性ディレクターを起用し、ブランド認知を高める。

立ち上がるのは、「デコログ」で人気ブロガーのマイさんが手掛ける「リトニー」とDJやスタイリストのペリさんの「パメオポーズ」、読モの山口紗代子さんによる「ブリタニーズ」の3つ。
ほぼ1万円あたりが中心価格のようで、ネットで買うというのがミソのようです。というか、ランウェイチャンネルはコミュニティーサイトを標榜しているんですね。


・視点 アート的アプローチ

先日、美術の見本市「アートフェア東京」の金島隆弘エグゼクティブディレクターと話す機会があった。「近年、ファインアート以外の領域でアート的アプローチをするクリエイターが増えている」という。

このアートフェアでリトゥンアフターワーズの山縣良和氏も参加することが書かれています。記者の視点として、アートアプローチは結構で売る気がないのは価値観としてはOKだが姿勢としてはどうなんだろうねと綴られております。この事は1/7の繊研新聞で小笠原記者コレクション記事で言及して、リトゥン擁護を激しく主張する方がネット界隈で吠えた事が記憶に新しいです。しかし、ナカアキラ氏とミキオサカベ氏がまさかのもろとも爆破でお気の毒ですね。


【1/23付】

・JFW-IFFの一部セミナー中止のお知らせ

JFWインターナショナル・ファッション・フェア会場で、24日午前11時から予定していたセミナー「2013年市場が求める色の必須条件」は、講師の都合により中止させていただくことになりました。ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承下さい。

最も必須条件なはずの講師が来れないという冬寒い結末になっていますがこの手のドタキャンはよくあることです。それにしても「市場が求める色」に「必須条件」があるとなるとこれは大変ですね。老婆が手絞りで出すレモンカラーや処女が踏んだぶどうから出るボルドーのようなものが求められているのですね。ストーリーは大切です。


・「プロパーで買った商品が直後、セールになっていた」とお客様からのクレーム。

本誌の「店長に役立つページ」に、地方百貨店勤務のプレタブランド販売員の方から「本店と支店の距離が5キロほどしか離れていない。支店で完売した商品が本店で残っている状態が多々あり、支店でプロパーで購入したお客様から『本店でセールに出ていた』とクレームが出る。(そういう場合の)会社への提言、(他の店の)お客様への対応は」との質問が寄せられました。おこたえします。

ありますよね、こういうこと。心の中では「知るか」ですが、店長が陰から見守る中笑顔でどうごまかすかが販売員の腕の見せ所です。5キロは梅田と難波くらいの距離がありますが、東京でいうと池袋〜新宿でしょうか。5キロもあったら商圏が違うので、「大変申し訳ありません。弊社としても価格.comで店舗ごとの在庫や競争価格を明示できればいいのですがなにぶんアソコは家電でして(苦笑)。まぁ、結局amazonが最安になるのでamazonで購入して頂ければ。実は私も普段は〜」のように「あ、こいつウザッ」ということを顧客に見せれば一発かと。ちなみに記事では、「この店で買いたい」と思われる信頼の獲得を、とコントロール不能になったピッチャーの牽制球のような答えが書いてあります。さすが繊研ですね。


【1/24付】

インタビュー:ドン・キホーテ取締役兼開発本部長

派手な店舗のため、出店すると神出鬼没のように感じられるドン・キホーテ。今は国内だけではなく海外にも商機を探っている。

06年にハワイで買収した3店舗があり、台湾出店は誤報、中国はまだ先、アメリカがイイネ!らしいです。ハワイの1店は100億円を超えているそうで社全体でも売上げ1位とのこと。ドンキは、謎な会社に思われていますが完全実力制度で行く時はイク、行かないときは逝くと高収入志望の人に地味に人気の会社です。それにしても記事中にウォルマートと「ガチバトル」しているそうで、本部長が取材にガチバトルと答えるのもなかなかオツな感じです。


・アーバンリサーチ来期売上高330億円超へ 新業態続々立ち上げ

アーバンリサーチの勢いが止まらない。今期(13年1月期)は売上高283億円超(前期比25%増)、経常利益も22億円以上になる見込みで、売上げはこの2年で100億円上積みした。来期も新業態を含めた出店やEC(電子取引)事業の拡大で20%ほど増収し、330億〜340億円にしたい考えだ。今夏ごろにはネット販売専用の物流センターを新設する。

UR(not都市機構)が好調のようです。既存店の売上げを維持しつつ、新規出店で売上げを伸ばしていく古典的手法ですがハマっているようでECも57億円と全売上げの2割を占めており来期には75億円と3割に上げていくようです。関西に600平方メートルの物流センターも作るようで、大変よろしゅうございます。ZOZO頼みの状態から自社で物流センターを持って徐々に自社でECも手掛けるような企業はこれから増えるでしょうね。


と木曜日までで終わってしまいましたが、金曜日は特に書く事がなかったためスルーします。
読みたい人は03-3639-8030(営業局)へ電話すれば買えると思いますよ。


2013年1月26日土曜日

アドセンスはいいよなぁ、のライセンス三陽商会が230名削減へ

三陽商会が25日、希望退職者を募集することを発表した。全従業員の1割以上に相当する230人程度を削減する方針で、退職予定日は6月30日。

http://www.fashionsnap.com/news/2013-01-25/sanyo-230/topics/ 

いわゆる2015年崖問題に向けて、矢継ぎ早に施策を打つ三陽商会ですがしっかりリストラも断行するなど好感が持てますね。230名のリストラが成功した場合、年間約15億円程度の人件費削減が可能となっております。株価も微妙にトレンド形成を始めているため市場では社内ほど悲観視はされていないようです、一応。

とはいえ、2007年に1430億円あった売上が2011年には1050億円と年100億円ずつ減っている計算になり今年は1000億円割れをするかが注目されている状態ですので、売上げの半分を稼ぐ最強のフンドシが反乱を起こしている状況は大変憂慮すべき問題なのは間違いありません。

気になるのはバーバリー問題を抱えつつも「PRINGLE 1815」と新ライセンスブランドを取得してまたもやライセンスビジネスを始める事です。
これを「自分の轍は自分で踏む」というもはや達観の域まで達したお家芸なのか、ただ単に成功体験を捨てきれないだけなのかはわかりませんが、ライセンス契約がブランド側の美味しい"お手伝い"と他ブランドにも舐められないように、15年問題はしっかりとした交渉が必要になってくるかと思います。

それにしても、単独で1700人弱、連結で1740人って正直従業員多すぎですね。今後、さらに希望退職者を募集したほうがいいかもしれません。

2013年1月24日木曜日

ZOZOポイント1%へ 全面戦争無条件降伏へ



10月末に配送料無料、ポイント10%還元で元気に営業中のスタートトゥデイがポイント1%に逆戻りを宣言しました。10%ポイントで取引先を蹴落とす果敢な勇姿を見せてきたZOZOでしたが、

「当ポイント還元率の引き上げについて、取引先であるブランド様をはじめ様々なご意見をいただいたこと」

と壮絶な業界ZOZOディスりに負けたと認めております。

「今後更に価格競争が過熱化した場合のファッション業界全体に与える影響などを考え」

とお前は何様なんだと関係者がツッコミを入れる前に株主がぶん投げで今日も元気に年初来最安値を更新して700円を割っております。「圧倒的に安いZOZOTOWN」宣言は、果たせなかった男の約束を株価で果たしました(キリッ なのでしょうか。


「今後、価格面での訴求ではなく、ファッション販売において最も重要であるべき、そして当社の強みでもある、付加価値の想像と創造に尽力してまいります。」

と一応書いてありますが、ろくじろうを見る限りアウトプットされた付加価値のほとんどは社員向けの福利厚生かノベルティあたりになるのだろうと思われます。


Chikirinの日記
2012-10-23 Twitterについて、理解しておくべきこと
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20121023









2013年1月23日水曜日

とある編集者の憂鬱


【業務連絡】今年は定時に退社します。
http://www.wwdjapan.com/editorsview/muko/2013/01/13/00002280.html

「WWDモバイル」に関わって3年弱。完全に仕事が頭から離れた日は大げさではなく、一日もありません。休日は出勤こそしませんが、「WWDモバイル」は年中無休。ビッグニュースは不思議と休日や深夜に入ってくるから困ったもので、「休日には仕事を忘れて頭を空っぽに!」なんて、無理、無理。


WWDモバイルの方がお疲れのようです。タイトルに【業務連絡】と書いてありますがどちらかといえば【所信表明】だと思います。海外紙の国内版となれば時差の問題などもあるようで、しかもウェブとなれば年中無休な不眠不休でしょう。

死して屍拾うものなしの業界で叫ぶこのシャウトは、もう誰にも止められない。そう、この世界が安らかなる崩壊を迎えるまでは......

とビジュアル系のプロローグのように胸に刻みましょう。
それにしても定時で帰る宣言をすれば帰宅できるのは良い事ですね。


さて、そんなお疲れのところにさらなる厄介が。



こちらのほうが【業務連絡】の冠が必要かと思うぞ!
具体名を挙げていないのでどこかはわかりませんが、恐らく某代理店主導の一般的には無に等しい媒体の22日の記事なのでしょう。さすがの荒技。中の人の優秀さが滲み出ていますね。


こちらは後方支援として、コピペの帝王HYPE◯EASTが名を連ねているところが媒体のすべてを表現しております。他にも、WG◯Nとマト◯パブリッシング発行のQUO◯ATIONが並んでいるところも業界の方には良いツマミ具合ですね。マ◯イ社はWG◯Nの競合STYL◯ SIGHTを発行しております。

ちなみにこのサイトさんは過去に、自分達はファッション界のBLOGOSです!のようなツイートをされていたのでその心意気、炎上パワーで今こそ見せてもらいましょう。





2013年1月22日火曜日

ファイブフォックスが苦戦中のようです


国内SPAの元祖として長年無難なオシャレを支え続けていたファイブフォックスが苦戦中のようです。 第36期12年8月期末の売上高は993億1600万円(HP記載)。Twitterでは上記のように一時期は2,000億円あったとのことで、半分以下に落ち込んでいます。

「COMME CA DU MODE」を筆頭にコムサ〜で始まるラインを縦横無尽に展開する「全方位コムサ化戦略」で語り継がれた伝説もついに最終章に突入したのでしょうか。苦戦の理由は、色々あるとは思いますが個人的には3つかと推測します。

1-日本での低価格衣服の競争激化

「低価格&オシャレ」で躍進したコムサですが、ユニクロやH&Mは言うに及ばずクロスカンパニーやポイントなどが続々とこの分野に進出。ファストファッションがいつの間にかコムサ抜きで語られるようになったのは痛いですね。安くてオシャレのさらに上を目指すユニクロは"品質"、H&Mは著名デザイナーなどと協業する"プレミア"で武装した事で同じ土俵にすら上れない状態になってしまいました。
最近では、クロカンがバンバンCMを打ってトムブラウン買収、キャン買収など後発組の経営スピードも上がっているため組織的な問題もありそうです。


2-百貨店、ファッションビルなどが低迷

特にマルイの沈没具合が半端ではないのでしょうか。コムサといえば丸井、丸井といえばコムサのような蜜月関係は、90〜00年代絶好調!の時はいいのですが現在のような状況はなかなか微妙でしょう。「まぁ、あいつといるとラクだからさ」と惰性で付き合うカップルのようですね。気持ちは分かりますが。


3-自社内ブランドの難解さ

16のコムサは必要なのでしょうか?ビジネスとして作っているというよりも社内都合で存在しているようなイメージです。恐らく販売員も明確に自社のブランドの区分けを理解しないまま働いているような気がするので、お客さんは言うに及ばずです。


さて、これからコムサはどうするべきかと言うとイチにもニにも、ブランドの整理でしょう。一つのファッションビルで、様々なコムサが入っている現状を見ると「またか」と既視感溢れる状態はファッションとしてビジネスする場合は厳しいかもしれません。じゃあ、ユニクロはどうなんだと突っ込みを受けそうですがあくまでもユニクロは小売り企業であってアパレル企業では無い点がポイントです。
アパレルを生活必需品として扱うため、"欲しいものを買う店"というよりも"使うものを買う店"というのが正しいでしょう。そういう意味では、柳井氏はアパレル商材にイノベーションを起こしたと言っても過言ではないかもしれませんね。

手始めにコムサもヒートコムサみたいなものを作って必需品でベースアップを図るのもアリかと。1億枚も作るのは大変ですが、在庫の山を見て売るのはもっと大変だと認識すればもう少し経営判断が鋭くなるかもしれませんよ。




2013年1月20日日曜日

1/14-18の繊研新聞ざっと読み

みなさん繊研新聞ってご存知ですか?この業界紙受難の時代に、アパレル業界紙として日刊を続ける大変恐ろしい新聞です。発行は繊研新聞社。堅い社名とは裏腹に土日が休刊という甘えん坊な性格ですが、長年日本の繊維業界やアパレル業界に可愛がられてきた人気者です。

さて、そんな繊研新聞を業界外の人へお届けしたい気持ちのみで綴る"ざっと読み"。
目についた記事を紹介してみます。


【1/16付】
・クロスカンパニーSPAのキャン買収 ヤングレディスでシェア拡大

クロスカンパニーは、11日婦人服主体のSPA(製造小売業)、キャン(東京、小川智士代表取締役会長)の全株式19万4354株を約100億円で昨年12月25日付で取得したと発表した。同社のM&A(企業の合併・買収)は、09年12月の米トムブラウン以来。

クロスカンパニーがキャンを100億円で買収したそうです。「レディスヤング市場でのナンバーワン企業を目指す」とクロス社の石川康晴社長が語っています。小川会長は退任してエグジット完了。社長は引き続き藤井浩氏で、役員は5名中3名がクロス社から石川氏含め送り込まれるようです。買収が得意なクロス社ですが、事業ポートフォリオに沿った企業をしぶとく探すというよりも良い案件があれば買うという”タイミング”のイメージが強いです。


・新年の集い「横山町奉仕会など3団体」

宮入正英 横山町奉仕会会長が昨年に引き続いて今年も中国人バイヤーを問屋街に呼び込むための取り組みを強化すると発言。「Wi-Fi(無線によるインターネット接続)を利用した情報発信を開始するとした。」

意味深過ぎてよくわかりませんが、
「か、会長!これを見てください!ケーブルが無くてもインターネットができます!」
「なんだねコレ」
「ポケットウィフィーと書いてあります」
「いかにも通信オタクが好みそうな名前だな。よし、すぐにソフトバンクショップに行ってこれを仕入れろ。無線接続で横山町を世界に発信するぞ!」
「はい!」

みたいなやり取りがあったんでしょうか。個人的には「Wi-Fiを利用した」よりも「SNSを利用した」のほうが今っぽいかと。ちなみにワイファイと読みます。


【1/16付】
・1100豪セント台に上昇 豪州羊毛競売

クリスマス休会明けの豪州羊毛競売は1100豪セントを超えた。中国を中心に買い付けが予想以上だった。

中国のバイイングパワーは凄いですね。今後も中国次第と書いてあります。


・事業目的に牧畜など ニッケ、定款変更

ニッケは15日、定款を一部変更すると発表した。第2条の事業の目的に「牧畜および農業の経営並びにこれらより生産される農作物等の生産、加工、販売」を新たに加えた。

人と地球にやさしくあったかい企業グループのニッケが、生産段階まで踏み込んでやるようです。先の原料高を見込むと気持ちはわかりますが、この手の事業はヒトが集まりにくいのがネックです。大卒で経済学部出身です、のような人が農業をやりたいかというとかなり少ないでしょう。1次産業のステータスが低いというのが一番の問題ですが、ワタミファームがそれなり回っている現状を見ると、飲食業あたりの人材特に店長クラスはいいかもしれませんね。それとこれからは肥料や餌の高騰も予想されるので生産した素材にさらなる付加価値をつけないと資金回収も難しそうです。


【1/17付】

・視点 販売員不足

「派遣先と就業希望者とのマッチングが難しくなっている」ともらすのは、ある人材派遣会社社長だ。大都市部で相次いだ大規模な増床改装により、ビジネスチャンスが増えたにも関わらず、ファッション販売の登録者数が相対的に減少しているため、「需要に対する人手不足感が強い」という。受給ギャップの背景は一般に、キャリアを絞り込む働き手が増えたためといわれる。「職種なら販売よりも事務、販売希望でもカテゴリーを好みに限定する」といった具合だ。

この手の問題は、ユニクロなどの大手では昔から存在していましたが最近では中規模系のブランドやメーカーでも頻発しているようです。記事は労働条件の改善を業界が挙げて取り組むべきと提案して終わっています。労働条件もその通りですが個人的には、販売員からのキャリア形成が想像しづらいというのが問題だと思っています。このトピックはまた別の機会で。


・地域流通 首都圏 代官山 蔦屋開業で再び活気づく

東京・代官山で1967年のヒルサイドテラス、2000年の代官山アドレス開業以来の大きな変化が起きている。11年12月にカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の「代官山蔦屋書店」が進出して以降、来場者が増え、街が再び活気付いている。3月16日に予定される東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転の開始によって、広域客のさらなる増加を見込む。

ご臨終状態だった代官山が蔦屋のおかげで活気を取り戻しているようです。休日の利用者が延べ3万人まで増え、代官山駅の11年度の1日平均乗降者数は、前年度と比べて5.5%増と東横線駅で一番の伸びだそう。定期券を使わない客が伸びていて「蔦屋書店が出来てから、乗降者数は2割ほど増えた」と蔦屋サマサマ状態です。プレミアムエイジ(50歳以上、情報発信する、感度良し)を今後対象とする蔦屋にとって代官山は、「縄文時代から陸地で地勢が良く」とのことで合致したそうです。縄文時代ってなんか凄いですね。
とはいえ、相変わらず代官山アドレスはオワタ状態で、住居も今では10万代で住めます。

ちなみにあまり告知がなかったのは10年前からあるように見せたかったためサイレントオープンしたらしく、今でも取材を断っているとのことです。店内が見たい方はこちらをそどうぞ。

【1/18付】

・危険物排出7年後ゼロに ファーストリテイリング

ファーストリテイリングは、生産プロセスと製品ライフサイクルでの危険科学物質の排出ゼロに向け、期限を設けた取り組みを発表した。20年1月1日までに、同社が販売する全商品の生産や仕様に関連する全ての危険化学物質の排出量がゼロとなるよう取り組む。

サステナブルなニュースですが、株価が危険物にならないことを祈りましょう。


・米アメリカンアパレル12月売上高 単月で過去最高に渋谷レディース館世界一

米アメリカンアパレルの12年12月の純売上高は前年同月比14%増の6350万ドルとなり、単月としては過去最高を記録した。増収は19ヶ月連続。

一時期は倒産も噂されたアメアパですが、かなり好調のようです。GAPも好調を維持しているようで、これまで欧州ファストブランドに大苦戦していた米系ファストが息を吹き返しています。日本では、アメアパ人気は都内を中心に凄まじくバッグの着用率は異常じゃないでしょうか。ファスト系でアクセサリーがウケるのはかなり珍しいので他ブランドのリサーチも厳しくなりそうです。

パリコレは大雪で大変らしいので、パリに行っている人は逝かないように気をつけて下さいね。では。

2013年1月19日土曜日

そろそろ再開します。

面白いご提案を受けたので、定期的に書くようにします。